この歳になると、台風なんて単に面倒な存在に成り下がります。
荒天になると外に出られないんですよね。

ただ、夏の終わりにやってくる台風は、なんだか秋を連れてくるようで、ようやく秋を肌で感じられるのかなあ、なんて思ったりします。

この記事は、行くぞ東北!夏休み!(前編)の続編です。
前編を読んでなくても楽しめるんですが、せっかくですので前編からお読み頂く事をお勧めいたします。前編はビール、後編は日本酒みたいな感じです。


事故大人の事情で僕と友達3人は新幹線移動をすることになったわけですが、車で先行している人たちの不安をよそに、僕たちは棚から牡丹餅なこの新幹線の旅を大変満喫しておりました。アイスが売っていたので買いました。主にドヤ顔モバスイ決済したかっただけです。ただ、素晴らしいぐらい凍っており(シャーベットだもんね)中々食べるまでは時間がかかってしまいました。

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▲旅とは人を開放的にさせるのだ。勿論財布の紐も、である。


新幹線に乗れば車で移動する人達と比べてあっという間に着いてしまうので、時刻調整も兼ねて北上駅からは在来線で花巻へ向かうことに。しました。北上といえば北上高地ですね。地理で習ったなあ。
さて、乗り換えなのですが、東北本線だし「本線」って言うぐらいだから本数はあるし連絡もいい感じでしょう、さすがに。と余裕を持って在来線ホームへと向かいます。そういえば、その時に見つけたんですが、駅構内にポケモンが置いてました。コラボでもしているのでしょうかね?

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▲悲しそうなピカチュウにスポットライトが当たる図

在来線に乗り換えようとホームに向かうと、4両編成の電車が止まっていました。電車は30分に1本程度。東北地方になると、大動脈なのに本数は少ないんだなぁ……。18切符旅行でよく使うのは東海道線ですが、あれは何だかんだで待遇が良いのですね……。新幹線と在来線との乗り換えは、20分程度と少し余裕があったんですが、トイレに行ったりしているとなんだかんだですぐになってしまいました。

さて、実は新幹線を乗る前に仙台駅で駅弁を買ったのですが、その時についでに日本酒を2本購入しました。今晩ホテルで楽しむ用です。新幹線で開けたくなりましたがガマンガマン。

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▲仙台駅で購入したお酒
「山和」と「浦霞」のひやおろしです。

旅館についたら、先着組が人狼やってたので、それを傍目に僕たちは買い込んだおつまみとこのお酒で楽しみました。普段は奈良のお酒をよく飲んでいる僕ですが、そもそも地酒を飲むようになったはついこの間。こうやって旅先で美味しいお酒が飲めるという楽しさを早速味わうこととなりました。いやはや、とても良い!

次の日の旅行予定を考えたりしながら、お酒の量を程々にしてこの日は終了。
明日飲む分を置いておこうということですね。え?違う?

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▲さあ、今回我々はこちらにやってまいりました
どこかおわかりでしょうかね?

次の日、花巻から車を走らせて数十分。
酒蔵に行きたいという希望があった僕とじょにさんは、前日皆に、「酒蔵いきたいんだが」と言ったところ、ほぼ全員が「俺も行きたい」などと賛同してくれたこともあり、その日の予定を少し変更してまず酒蔵へ行くことに。ということで、いま酒蔵の目の前にいるわけです。

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▲廣田酒造店でございます。「廣喜」というお酒を作っている蔵です。
「見学をしたい」と電話で連絡をすると、当日にも関わらず快く受け入れて下さいました。

お酒は色々飲んだ(と言っても奈良限定だ)けど、酒蔵の中はよく知らない。どうやって作ってるかもよく知らない。というか、本格的に飲み始めたのも最近ですので、酒蔵の中を見ることが出来るということを知ったのも最近だったわけですが、今日はその中を見ることが出来るのです!
今回おじゃましたのは「廣田酒造店」というところ。
ちなみに、この廣田酒造店がある岩手県紫波郡紫波町は、「南部杜氏」の発祥の地らしいです。「南部杜氏」というのは杜氏さんの中でも南部地方出身の杜氏さんたちの事で、調べた所によると「三大杜氏」の1つらしいです。「らしい」ばっかですまんな。

お店の中に入ると、早速案内して頂くことに。どこでどういうことをしているのかという説明の他にも、これは一体なんですか?と素人並の質問をしても、親切に色々と答えてくださいました。

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▲お酒つくるやつです
この奥にもいくつか同じサイズのものがありました。

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▲奥まで見通した様子
結構あるように見えたのですが、ここの方曰くこの酒蔵は小さい方だそうです。

お酒を作るシーズンより少し前だったので、お酒を作っている様子などは見ることが出来ませんでしたが、むしろそのほうが良かったなと思うぐらい、丁寧に教えていただきました。

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▲「重し」です。これで絞り出します。
「佐瀬式」という表現が、サクマ式ドロップスみたいで年季の入った機械であることを感じさせます。

奥で酒粕を袋に詰める作業をしておられて、「食べていいよ」と言って頂いたので二口三口ほど酒粕を頂きました。この酒粕だけでも醤油かけたらご飯と合いそうだなあ…と思いながら、ふと「野菜と食べたら美味しいやろなあ……きゅうりとかトマトとか。」と僕が呟くと「お?」と食いつくリア友2名。

「おい…そんなこと言うなよ…飲みたくなるやろ?」
「あ、やっぱり?今晩飲んじゃう?」
「いいねぇ」
なーんて会話をしていました。だめだこいつら。

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▲酒粕を詰めている様子
奥で詰めていた時は、真空のパックに詰めていました。

見学が終わってまた入口に戻ってくると、酒蔵の方に「じゃあ試飲しましょうか。」とお酒を勧めて頂きました。ドライバー氏には申し訳ないですが、頂きましょう。(まあ僕は免許持っていないので、どっちみち飲めるんですがw)

「どこから来たの?」
「奈良なんですよ。」
「そんな、わざわざ遠い所から来ていただいて!」
「いえいえ、寧ろこちらこそこんなにいい思いさしていただいて」
とお店の方と話しながら、5つほどお酒を試飲させて頂きました。

リア友達は「お土産に買っておこう」とお酒をいっぱい買っていました。僕はとある方へのお土産を買っておこうかなと思い、少し小さな瓶のお酒を購入しました。(そのお酒の話はおそらく次あたりの記事で出てきます)
自分用のおみやげにお酒は買わなかったのですが、ここでひやおろし買っておけばよかったなあと少し後悔していたり。ネットでも頼めるらしいので、今度頼んでみようかなあと思っています。ああそうだ、酒粕はもちろん買いました。

で、その後は小岩井農場行って楽しんだりしたんですが、問題はその後なんですよね。
旅館の一室で日本酒パーティが行われましたわけなんですが…

昨日買った「浦霞 ひやおろし」と「山和 ひやおろし」の残り、そして今日買った「廣喜 ひやおろし」と「撫子」。この4本を少しずつ味わいながら、近所のスーパーで買ったお刺身、きゅうりとにんじんとトマト、そしてチーズを肴として頂く。

長い付き合いの友人同士という事もありますし、旅先だという事もあるのでしょうが、皆テンションが異常に上がっており、とても楽しい酒の席になりました。あとで見返したら面白いんちゃうかと思ってビデオカメラを隅っこに設置して酒盛りをしている風景を撮っていたんですが、後から見返すととてもカオスで面白い作品になっておりました。

うん、これがね…




誰にも見せられないレベルなんだわ

粗相とかそういうのじゃないよ?単に皆の行動が奇怪だっただけだよ?

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▲廣喜 純米大吟醸「撫子」
「なでしこ」ですよ。念のため。(写真は じょにさん(@zyonibura)提供)

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▲廣喜 純米吟醸 ひやおろし
このお酒を燗にしたら予想以上に化けてびっくりしました。
(写真は じょにさん(@zyonibura)提供)

この日飲んだお酒、どれも美味しかったのですが、中でもやはり廣喜のひやおろしはまた飲みたいなあと思っています。ひやおろしはシーズン的にもう終わってしまったので、それが残念ですがまた来年のシーズンになればインターネットで購入してみようかなと思ったりしています。

味の評価ですが、詳しい味に関してはなにぶん一ヶ月前のため殆ど忘れております。いやはや、申し訳ない。ブログネタは鮮度が命なのに。

「山和 ひやおろし」は、味がしっかりしており、友人何名かはこれが美味しいとの評価。ちょっと辛口だったかなあ…という感じです。お魚とはこれが一番相性良かった気もする。どうだったかな?

「浦霞 ひやおろし」は、僕は山和よりもこっちのがしっかりしてて好きかなあという感じでした。友人何人かもこっちが気に入ったご様子。後日、大阪でも呑むことが出来たので、それがびっくりでした。

「廣喜 ひやおろし」は、ひやおろしスキーの僕だけでなく友人もみな「これうまいなw」と高評価でした。燗にしたら予想以上に味がほんのり甘いお酒に変わり、なんだか勿体無い気もしましたが、贅沢をしている気分になりました。

「廣喜 撫子」は、甘めのお酒でした。他のお酒よりもほんのりと甘味が口に広がる感じでした。燗にしたら、良い感じでしたが、上のお酒の印象が強すぎてこの燗の味は余り覚えていません。いいお酒なのに、勿体無い事をした。

東北地方は今までご縁がなかったのでとても楽しい旅になりました。友人も就職やら院進学やらで、今以上にバラバラになってしまうので、こういうのが出来る機会ももうあんまり無いかなあと思いますが、暇を見つけてまた皆でどこか行ってみたいなあと思います。

まだまだ日本各地においしいお酒があるんだろうなあ。でも、まずは奈良のお酒を広めていきたいですね。みなさんも、美味しいお酒を呑む旅に出かけてみては如何でしょうか?


※お酒の記事にはたまにお酒の商品リンク貼ってます

廣田酒造店のホームページはこちら
インターネットで販売もしてるみたいですよ。