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銘 柄 菊司(きくつかさ)

種 類 本醸造酒

蔵 元 菊司醸造

場 所 奈良県生駒市小瀬町555





IkomaCity 右図の橙色に位置しています。

生駒と言えば外せないのが高山の茶筅。生駒は茶筅の生産が全国一なのです。そんな伝統的な産業と対称的に、奈良先端大や企業の研究施設が存在しており、最先端科学技術の研究も盛んです。

また、生駒山には民放各社とNHKのテレビの電波を送信する施設があります。近畿地方にスカイツリーのようなテレビ塔が無い理由は、京阪神を見渡せる生駒山があるからです。

そして、日本で最初のケーブルカーが出来た所でも有名です。今は線路の上を奇抜な格好のケーブルカーが走っていますが、れっきとした通勤路線なので朝は会社員が降りてきてシュールです。

お酒の名前にもなっている「くらがり越え」というのは、生駒山を越える暗(くらがり)峠の事です。
今は、鉄道や自動車専用道路のトンネルが生駒山を貫通して阪奈間を結んでいますが、昔はトンネルなんてありませんので山を登って越えるしかありません。その阪奈間を結ぶ街道である奈良街道の1つとして作られた道が暗峠なのです。今でも道は狭く、交通の難所です。まあ、車は基本的に阪奈道路でスイスイいくのでこんな峠わざわざ使う人なんていないんですけどね。

さて、どんなお酒なのか確認してみましょう!
香りはほんのりフルーティです。最初は香りは無いのかな?と思ったのですが、途中からふわっと鼻の中に広がりました。味ですが、どんな味とか以前に口に含むと舌がぴりっとしました。特に舌の先では顕著に感じられます。すなわち、このお酒は味覚でしっかりとつかむことの出来る味だということです。方向性としては、ちょっぴり甘めかなあ?でも基本的にぴりっとしてる感じのほうが印象強いです。風味的には僕はほんのり甘い系かなーって印象を受けました。(結構好きな味でした。)

それでは、またお会いしましょう。