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銘 柄篠峯(しのみね)

種 類純米酒

蔵 元千代酒造

場 所奈良県御所市大字櫛羅621





GoseCity 「ごしょ」と書いて「ごせ」と読むので、県外の人は初見でなかなか読めない地名です。僕はテストで「ごせ」と書いてしまったことがあります。

前回の葛城市と接しており、この地域は葛城氏という昔の豪族によって治められていました。御所市を通り、そのまま紀の川にそって和歌山まで行く道は、古墳時代から街道として存在していたらしく、例えば風の森峠などは当時から存在している峠だそうです。まあ、今の道が当時の道そのものだ、という訳ではないのですが。

御所市はツツジで有名な葛城山(別名:篠峯)があり、シーズン時は混雑します。他にも、水平社発祥の地であったりだとか、どこかのマンガで聞いたことのある高鴨神社があるのも御所市です。

店長に「吟和ください」と言うと、「え!?吟和行っちゃうの!?」と驚かれました。
僕も注文してから、そういえばこれこの店で一番高いやつやん、と思い出しましたが、当時頑張ってたバイトの前半戦(年末分)が終了したので仕事納めにお疲れ様の一杯で奮発しました。

20131230_122715 さて、このお酒は大吟醸。吟という文字を持つお酒にふさわしく、香りはとても豊かです。グラスを鼻に近づけるだけで良い香りがふんわりと広がります。

このお酒は鑑評会で金賞を受賞したお酒らしいです。要するに、みんながこのお酒は良いと評価したお酒ということですね。勿論、最終的には自分の感覚の方が大事なのですが、まずはこういったお酒の評価を参考にして、日本酒を選んでみても良いかもしれません。

味は比較的透明感のある感じです。さらっとしているわけではないですが、口にすんなりと馴染みます。そして、ほんのりとした甘さが口に広がります。飲み込むと、ほんのちょっぴり最後にぴりりと感じます。

簡単に言葉で表すならば、篠峯のお酒の味のグレードアップ版って感じですかね。
まあ大吟醸なんでグレードアップ版もなにも実際にグレードアップしてるんですが。

たまにこういう良いお酒を飲むと、やっぱり良いですね。皆さんも、節目の時はちょっと奮発して良いお酒、なんてのはどうでしょうか。ハレの日だから、良いお酒。清めて祈願、順風満帆。なんてね。

それでは、また!