皆さんは携帯電話はいつ充電されているのでしょうか。

僕は寝る前に「家庭用コンセントにUSB端子がついてるやつ(これ、何か便利な名前は無いのか)」に、SC-03EとLGL22をつないで充電してるのですが、次の日の朝ちょっとおかしな事が起こりました。
というのも、LGL22からケーブルが抜けないのです。

まあ、引っ掛かって一発で抜けないというのはあるかもしれませんし(実際たまにある気がします)、こういう時はと一度押し込んだ後に再び引いてみたのですが、抜ける気配がありません
いやいや、と少し焦りつつ、手に強めの力を加えて引くとなんとか抜けました。
良かった良かった。一件落着しました。

したはずだったんです。






夕方、電池が減って無くなりそうだったので充電しようと朝抜いたケーブルに目をやると、

なんかこびりついてるなあ……






青色のプラスチックが






不思議だなあ。なんか見覚えある色だなあ。
ていうかこれ、





LGL22の色だよなあ……。







脳裏をよぎる今朝の記憶。
予感に胸が騒ぎつつ、LGL22のmicroUSB端子部を見てみると……






ちょっと溶けてるんだけど!!






USB端子部周辺が熱で溶けてどえらい状態になっていました。え?なんで?

うわーこら修理やなあ、今月お金が無いのになあ。と凹みながら、とりあえず調べてみます。
イギリス人が有事の際にパニック防止にお茶をのむように、有事の際にぼくはとりあえずググります。

「LGL22 microUSB 溶けた」とか「LGL22 microUSB端子 不具合」で色々と調べてみたところ、LGL22のUSB端子部分のパーツが販売されているサイトを見つけました。
気になるお値段も1300円となかなかお手頃価格。うむ、悪くない。

修理に出したら高く付くので、せっかくだし自分で修理してみることにしました!

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というわけで、早速修理開始します。ハサミは幼稚園の時から使ってるやつです(どうでもいい)
部品はこちらで購入しました。在庫や入荷に関しては業者の方へお問い合わせください。
あと、LGL22の修理には特殊精密ドライバーが必要です。ぼくは今後他に使う予定があったので特殊精密ドライバーのセットを買いましたが、今回はY字ドライバーしか使いません。

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見て分かるとおり、部品はとても小さいです。手前の大きな黒いのはイヤホン端子、その奥の黒い部分がmicroUSB端子です。今からスマホの裏蓋を開けて、溶けた部品を取り除き、この新しい部品を取り付けます。こう書くととても簡単そうに思えますね。実際、作業自体は単純なものです。

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裏蓋を開けた様子です。この程度ならみなさんも開けたことありますよね。写真のようにネジを取り外します。念のためSIMも外しました。ネジにはプラスチックのような輪っかがついていますが、これは防水のやつなので取らないようにしましょう。

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この2枚を見ると、溶けた様子がよく分かるのではないかなと思います。理由は定かではないですが、おそらく接触不良か何かで端子部が熱を持ち、それが原因で溶けたのかなあと思います。何はともあれ、この状態だと繋いで少しの間は電気が通りますが、すぐに途切れて充電出来ません。

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ネジを外してからカバーを取るのがなかなか難しかったです。勢い良く開けたりすると基板を傷めたりする可能性があるので、マイナスドライバーで少しずつ緩めていく感じで開けました。力任せに開けるのはやめておいたほうがいいと思います。

今更ですが、念のため分解する前には静電気を体内から逃しておきましょう。部屋にある適当な金具にでも触っとけばなんとかなると思います。おまじないみたいなもんです。

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中に入っていた端子部の部品は溶けてボロボロになっていました。そりゃあ充電も思うように出来ないなあ。どうして溶けたのかは先程も述べましたが謎です。さて、この部品を取り替えようとしたのですが、棒みたいな所が邪魔だったので下の写真みたいにちょっと処理を施しました。

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本当は、画面中央の灰色部分の上にはバーがあり(灰色部分の両端には黒色部分がありますが、本来はそれがお互いつながっています)、その間を一度くぐらせて接続部(銀色に赤字でrと描かれているところの隣)へ端子を持っていかないといけないのですが、正直な所ほぼ100%の確率で無理です

色々と試行錯誤してみたのですが、たくさんの部品を移動させたりしないいけなかったため、今回は諦めて邪魔な部分を切り落とす処理を行いました。他に手段が無かった気がしたのでこの方法を採用しましたが、正直他に手段があるのならばこの方法はオススメしません。

最終的にネジを閉めて蓋を閉めれば終了です。携帯の修理ってもっと大変なのかなと思っていたのですが、意外と難しくなかったです。というか簡単でした。これぐらいなら個人でも十分できると思います。ただ、携帯の保証期間内なら絶対にそっちを利用した方がいいです。僕は安心サポート外していたために自分で修理したというのも理由の大半を占めます。


ということで、USB端子部の取替え修理、そこまで難しくなかったので壊れた方はぜひ挑戦してみては如何でしょうか。勿論、保証期間内に開けてしまうと保証対象外になってしまったりする可能性もありますし、誤って内部の基盤を破損してしまう可能性があるため、その辺りは十分に注意してください。修理の際は、ある程度の知識はあった方が良いかもしれません。あ、壊れても僕は責任は取れませんよ。ご了承くださいね。

みなさんも充電の際は端子部周辺に十分気を配ってあげてください。
それでは!