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銘 柄 長龍(ちょうりょう)

種 類 純米酒

蔵 元 長龍酒造

場 所 奈良県北葛城郡広陵町南4




KoryoTown 広陵町は竹取物語に縁のある町と言われています。

そのため、例えば町にあるアスレチック公園の名前は「竹取公園」と名付けられたり、「はしお元気村」という町営の施設には大きなかぐや姫が鎮座していたり、町を挙げてアピールしています。

竹取公園の裏にある讃岐神社が竹取公園と縁のある土地に鎮座している神社らしいです。この神社は近鉄高田駅から竹取公園行きのバスに乗れば終点の近くにあります。バスマニアにはオススメ路線です。

また、他に靴下の生産量が日本トップクラスのため、靴下の町としても知られているらしいです。関係あるのか分かりませんが、昔はミキハウスの工場がありました。いつの間にか無くなってましたが。

「奈良うるはし」とは

端的に言うとお酒の名前で、色々な蔵がこの名前で売り出しています。

清酒発祥の地、奈良。平城京に都があった時代から、酒造りは行われてきました。
その酒造りの中心となった場所が正暦寺というお寺です。現在このお寺では酒造りは殆ど行われていませんが、酒母の仕込み(酒母とは酵母を培養したものです)が行われています。

正暦寺と、奈良県内の有志の蔵元さんが集まって「奈良うるはし酵母」と呼ばれる酵母を作りました。
そしてその酵母と、奈良県産のお米を使ってつくられたのが「奈良うるはし」というお酒なのです。

奈良うるはしは、黒松稲天・猩々・長龍・菊司・梅乃宿・百楽門・金嶽・千代の松・嬉長・出世男・五神・豊祝・美代菊・鷹長・談山の各蔵でつくられています。どれも同じ酵母を使っているのでなんとなく風味は似ているのですが、蔵によって作り方が違うため味はそれぞれの特徴が出ています。

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《このお酒の個人的な評価》
香りの甘さ 1
際立って目立つ香りはありません
味のしっかり度 4
他の奈良うるはしシリーズと比較すると、味は少ししっかりしているかな?と思います。
味の広がり度 2
味はしっかりしていますが口の中ではそこそこの広がりに留まっているかな?
お酒の甘さ 4
比較的甘さが強いかなと思います。苦味はほぼ感じませんでした。






「奈良うるはし」という名前なのですが、やはり蔵によって味は変わるなーという印象です。少し酸味を感じるというのは奈良うるはしに共通してると思うのですが、後味や甘さ、すっきり度合いなどが違っています。折角なので同じシリーズで飲み比べてみるのも面白いかもしれません。

※お酒の評価について
①5段階評価については数値が大きくなるにつれて各項目の度合いが強い事を表します。
②数値の高低はお酒の性格判断ですので良いお酒・悪いお酒を判断するものではありません。
③各項目についてはいるかむの主観で判断したものです。実際の感じ方には個人差があります。
以上3点は参考にされる際に十分ご注意ください。

それでは、また次回!