関西では当たり前だった格安切符。今後、何らかの変化が起こるのでしょうか。


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その先駆けとなるのかは分かりませんが、2015年10月。


昼特切符が変わります。




事の発端は、JR西日本のプレスリリース(こちら)でした。
これについて、今回はちょっとまとめたいと思います。


端的にまとめると、
①値上げ
②今までは12枚綴りだったのが、今後は6枚綴りになる。
この2点です。

とは言ってもピンときませんよね。表で整理してみたいと思います。

【阪神間(大阪・梅田~三宮)の運賃比較】
 会社  阪急電車 阪神電車 JR西日本(改定前) JR西日本(改定後)
 普通運賃  ¥320 ¥320 ¥410 ¥410
普通回数券
(1枚あたり)
¥290
(10%)
¥290
(10%)
¥335
(18%)
¥335
(18%)
時差回数券
(1枚あたり)
¥267
(17%)
¥267
(17%)
¥248
(40%)
¥270
(34%)
 土・休日回数券 
(1枚あたり)
¥229
(29%)
¥229
(29%)

【京阪間(大阪~京都)の運賃比較】
 会社  阪急電車 京阪電車 JR西日本(改定前) JR西日本(改定後)
普通運賃 ¥400 ¥410 ¥560 ¥560
普通回数券
(1枚あたり)
¥364
(9.0%)
¥373
(9.1%)
¥441
(21%)
¥441
(21%)
時差回数券
(1枚あたり)
¥342
(15%)
¥333
(19%)
¥317
(43%)
¥350
(38%)
 土・休日回数券 
(1枚あたり)
¥286
(29%)
¥293
(29%)

※上の2表における、JRの時差・土休日回数券欄は昼間特割きっぷの価格。


では、ちゃっちいまとめです。

①今回の改定は、改善?それとも改悪?
今回、昼特切符は事実上の値上げであるため、改悪と捉える人が多いのではないでしょうか。
確かに値上げというのはあまり印象の良いものではありませんが、割引率を比較すると私鉄各社の割引率より依然として高く、また値段単体で比較しても私鉄各社の時差回数券と値段が同等になった程度であるため、そこまで改悪ではないのではないかなと思います。

まあ、改善でもないと思いますけどね。変わった、くらいが良いんじゃないでしょうか。


②JR西日本による金券ショップ潰しなのでは?
これもTwitterでちらほら見た意見ですが、JR西日本にそのような意図はないと思っています。
プレスリリースを見ていただければわかりますが、冒頭に
ICOCAによる新たな近距離利用促進サービス導入の検討
とあり、磁気の切符からICカードへの乗換を促進させたいとJR西日本が考えているのではないかなと思っています。近畿圏ではICカードの普及率があまり良くないと言われていますので。

とは言え、ICOCAの累計発行枚数は1000万枚突破してるんですけどね。やはり依然として磁気の切符を利用する層がICカード利用可能エリアでまだ多いのかもしれません。
かくいう僕も、ICカードを持ちつつも、よく乗る区間については回数券を使っていますし。


③今後出てくるサービスは?
野球の順位予想も当てられないので今後の事なんて分かるわけがないですが、それでも敢えて希望として述べるならば「昼特が自動的に適用されるシステム」は期待したいです。もちろん、技術的にクリアしなければならない問題は山積しているのは重々承知しております。

ICカードを利用している乗客に対する近距離利用促進サービスの導入を検討しているようですので、おそらくは回数券のような利用回数による割引サービスが導入されるのではないでしょうか。

このタイプの割引は、ポストペイ型のPitapaでは存在しているのは前から知っており、僕はてっきりプリペイド式のICカードではそのような割引システムは無理なのだろうと思っていたのですが、先日香川に行った際にことでんのIruCaで利用回数による割引システムが導入されているのを発見し、もしかしたらICOCAでも行けるのでは……?と密かに期待しています。


という感じでございました。
とりあえず、10月からは昼特が変わるんだなあと思ってもらえればOKです。

という事は、金券ショップの価格も段々と変わっていくということです。今は過渡期ですので見守りたいと思いますが、1週間経過した頃に価格調査を行いたいと思っています。

それでは、また次回。