2015年8月
友人(以下友人A)の車でドライブに行くことになっていました。
ぼく「なあ、明日どこいくん」
友達A「きめてへんねんけど、奈良県南部行きたいねん」
ぼく「なんでまたそんなとこに……」
友達A「とりあえず行こや」
不安だ。
まあ、そんなこんなで出発です。
五条まで走り、吉野川で一旦昼食休憩を取ります。吉野の方へ行けば川沿いでも普通に遊べた記憶があるんですが、こっちのほうだとちょっと石が多くて歩きにくかったです。
まあでも真夏だったので川はとても気持ちよかったです。
適度に休憩を取った後は、また南下します。途中、最近廃止になった奈良交通の専用道(五新線の路盤を流用したやつ)を確認しながら進み、天辻峠を越えるとそこは阪本。五新線で使用予定だった天辻トンネルは国道から見ることが出来ます。
そして少し進むと猿谷ダムがあります。和歌山へ行くときは168号線を使って行くことが何度かあったので、168号線沿いにいくつかダムがあることは知っていたのですが、当時はダムにもあまり興味がなく、寧ろ「道路から落ちたら死んじゃいそうで怖いなあ」と畏怖の対象でした。
しかし今日は時間に結構余裕があるのでせっかくですからちょっと寄ってみます。
こんなところでテロを起こす物好きはいるのだろうか……
最初はそう思ったのですが、総貯水量は2330万㎥の猿谷ダムを破壊すると、下流に突如として2330㎥の水が押し寄せることになるわけで、そうなると確かに和歌山県が危ない。
なぜここの公園の名前が「あいあい公園」なのか。
「猿谷ダムだから『猿』で『あいあい』なのではないか」と友人が思いついたようにぽつりと呟き、皆で「確かに」と納得しました。ただ、それが本当ならセンスを疑います。
放水するところを覗いてみました。
怖いという気持ちを通り越すほどの高度で、手すりがあるとわかっているにもかかわらず、覗きこむだけで鳥肌が立ちます。メガネが落ちないか不安で、手で抑えながら覗き込みました。
ダムといえば集落が移転して水没するイメージなので、おそらく渇水時はこの下にも沈んだ集落がありそうな気がします。ということは、集落を抜ける道、つまり168号線の旧道もあるはず……?
という事はどこかで旧道が別れていく跡があるはずなんですが、見つかりませんでした。
小さな虫がいました。落ちたら危ないよ…と思ったのですが、風が吹いた次の瞬間落ちていきました。なんか嫌なもの見てしまった気がするけど、小さかったし軽いから落ちても死なないかな?
ダムからの放水は泥で濁っていました。上流部で雨でも降ったのかな?
そういえば、この前の日は雨が降っていたような気もします(あんまり覚えてないけど)。
手すりがあるし、絶対に落ちないとわかっているのですが、それでもさっきの尋常でない巨大な落差を見た後では少し足がすくみます。でも人間の叡智の結晶を信じて対岸まで渡りましょう。
ちなみにこの写真は渡ってきた道を振り返って写真を撮ったところです。
しかし本当に山だらけだなあ。
十津川の由来は「都から遠い」の「遠津川」から来ているらしいのですが(中津川とかも同じ由来なのかな?)、確かにこの山奥さは都から遠いことを実感させてくれます。
水門ゲートですかね。あれ、でも開いてる気が……
ダム湖の向かい側に見えている白いガードレールは国道です。これは水門からダム湖側を見た写真です。山の影響で反射されているのか、水面がやや緑っぽいですね。
意外と写真が多かったので、何回かに分けますね。猿谷ダムはここまでです。
その②へ続きます。
友人(以下友人A)の車でドライブに行くことになっていました。
ぼく「なあ、明日どこいくん」
友達A「きめてへんねんけど、奈良県南部行きたいねん」
ぼく「なんでまたそんなとこに……」
友達A「とりあえず行こや」
不安だ。
まあ、そんなこんなで出発です。
五条まで走り、吉野川で一旦昼食休憩を取ります。吉野の方へ行けば川沿いでも普通に遊べた記憶があるんですが、こっちのほうだとちょっと石が多くて歩きにくかったです。
まあでも真夏だったので川はとても気持ちよかったです。
適度に休憩を取った後は、また南下します。途中、最近廃止になった奈良交通の専用道(五新線の路盤を流用したやつ)を確認しながら進み、天辻峠を越えるとそこは阪本。五新線で使用予定だった天辻トンネルは国道から見ることが出来ます。
そして少し進むと猿谷ダムがあります。和歌山へ行くときは168号線を使って行くことが何度かあったので、168号線沿いにいくつかダムがあることは知っていたのですが、当時はダムにもあまり興味がなく、寧ろ「道路から落ちたら死んじゃいそうで怖いなあ」と畏怖の対象でした。
しかし今日は時間に結構余裕があるのでせっかくですからちょっと寄ってみます。
こんなところでテロを起こす物好きはいるのだろうか……
最初はそう思ったのですが、総貯水量は2330万㎥の猿谷ダムを破壊すると、下流に突如として2330㎥の水が押し寄せることになるわけで、そうなると確かに和歌山県が危ない。
なぜここの公園の名前が「あいあい公園」なのか。
「猿谷ダムだから『猿』で『あいあい』なのではないか」と友人が思いついたようにぽつりと呟き、皆で「確かに」と納得しました。ただ、それが本当ならセンスを疑います。
放水するところを覗いてみました。
怖いという気持ちを通り越すほどの高度で、手すりがあるとわかっているにもかかわらず、覗きこむだけで鳥肌が立ちます。メガネが落ちないか不安で、手で抑えながら覗き込みました。
ダムといえば集落が移転して水没するイメージなので、おそらく渇水時はこの下にも沈んだ集落がありそうな気がします。ということは、集落を抜ける道、つまり168号線の旧道もあるはず……?
という事はどこかで旧道が別れていく跡があるはずなんですが、見つかりませんでした。
小さな虫がいました。落ちたら危ないよ…と思ったのですが、風が吹いた次の瞬間落ちていきました。なんか嫌なもの見てしまった気がするけど、小さかったし軽いから落ちても死なないかな?
ダムからの放水は泥で濁っていました。上流部で雨でも降ったのかな?
そういえば、この前の日は雨が降っていたような気もします(あんまり覚えてないけど)。
手すりがあるし、絶対に落ちないとわかっているのですが、それでもさっきの尋常でない巨大な落差を見た後では少し足がすくみます。でも人間の叡智の結晶を信じて対岸まで渡りましょう。
ちなみにこの写真は渡ってきた道を振り返って写真を撮ったところです。
しかし本当に山だらけだなあ。
十津川の由来は「都から遠い」の「遠津川」から来ているらしいのですが(中津川とかも同じ由来なのかな?)、確かにこの山奥さは都から遠いことを実感させてくれます。
水門ゲートですかね。あれ、でも開いてる気が……
ダム湖の向かい側に見えている白いガードレールは国道です。これは水門からダム湖側を見た写真です。山の影響で反射されているのか、水面がやや緑っぽいですね。
意外と写真が多かったので、何回かに分けますね。猿谷ダムはここまでです。
その②へ続きます。
コメントする