※おしらせ※
この記事は、JR西日本のニュースリリースにありました、昼特きっぷの見直しに対応しています。

京都・大阪・神戸の3つの都市を総称し、京阪神とよく呼ばれます。
これら三都市は、同じ近畿にもかかわらず違いがはっきり現れています。

まず、京都。
古くから、着物に対してはお金に糸目をつけないことから着倒れの街と称されてきました。
京都は平安から続く伝統ある街であり、まさに古都という言葉に相応しい場所です。
古き良き日本の佇まいが残っている街、と言えますね。

そして、大阪。
江戸時代には天下の台所と呼ばれていた場所であり、食い倒れの街と称されてきました。
近畿以外では「関西=大阪」の図式が成り立っている人も多いのではないでしょうか。
上方文化の中心地だった大阪は、今も様々な文化が混ざり合って成り立っています。

最後は神戸。
履物には目がなかったことから、履き倒れの街と称されてきました。
今でも長田は靴の生産で有名です。
「モダン」という言葉がこれほど似合う街はなく、古くから港町として栄えた街の雰囲気と西洋風の建物がとても似合います。京都が「和」の街ならば、神戸は「洋」の街ですね。

と、まあこういった3都市が昔からあったわけで、それぞれの都市間を人や物が行き交っていたわけです。となると、「ここに鉄道を敷けば……!」なんて考える人が出るのもおかしくは無かったでしょう。そんな想いから生まれた鉄道会社たちが、我こそはと鎬を削り、気がつけば京阪神間は鉄道会社による熾烈な競争の舞台となっていました。昔の鉄道事業というものは、今で言うベンチャー企業だったらしいですね。

「速さのJRのあかしです」
「待たずに乗れる阪神電車」
「京阪のるひとおけいはん」
「早うてがら空き、阪急電車」

人間にも個性があるように、京阪神間を走る会社にもそれぞれ個性があります。たぶん。JR西日本は私鉄に対抗するために「新快速」というとても早い列車を走らせており、速達性においては他社に圧倒的な差をつけていますし、京阪は所要時間の遅さを車内の設備でカバーしてきました。

さて、先程も述べましたが関西には京都・大阪・神戸と三大都市が並んでいます。それぞれに観光名所があり、せっかく関西に来たのだから大阪だけでなく京都や神戸にも行ってみようかな……などと足を延ばしてみたりすることもあるでしょう。そんな時は電車を使いますよね。
それでは、いったいどの電車に乗ればいいんでしょうか?

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